マリオネットと従う人達

　チェリア=リールムだよ。
　管理人を癒せるのは誰だろう？

　星や人々を玩具にして歴史を操っていた女神の話はしたよね？
　覚えていない人の方が多いだろうけれど、今回はその話だって。

　この女神は存在自体が特殊で、この物質界で存在する事が出来ないそうだよ。
　だから、女神は"器"となる者を求めた。
　けれど、強大な力を持つ女神を受け入れられる者は1人しかいなかったの。
　どんな人かと思ったら…といった感じの人だったけれど。
　女神は彼女の肉体を手に入れ、新たな時代を創り出す…それが女神のシナリオ。
　その筈だったけれど、彼女は忽然と姿を消してしまったんだって。
　どの時代に飛んだのか…それは女神にも判らなかった。

　彼女がいないのでは女神はこの物質界で存在する事が出来ない。
　代わりとなる者が女神には必要だったの。
　チェリアとしては、彼女がいなくなった時点で女神には諦めて欲しかったんだけれど。
　この女神…しつこいと管理人が言っていたからね。

　そして、代わりとなる者が見付かった。
　女神はその人に取り憑き、世界を操ったの。
　つまり、世界を操るだけの権力を持っている者に取り憑いたという訳だね。
　本当、最低だよ。
　人の命を何だと思っているの？
　女神に取り憑かれたせいでその人達は苦しんでいるんだよ？
　実際、その人達は皆…

　もっと可哀想なのはその人が統治する国の人達。
　国の為に頑張っているのかもしれないけれど、それも女神の遊びの内なんだよ？
　それを知っていて従っている人もいる様だけれど、哀れな道化達だね。
　その人達を馬鹿にする女神の姿が浮かぶよ。
　強者には従うしかないの？

　勿論、反抗する人達もいたよ。
　人々が笑顔で暮らせる世界を作る為にその人達は頑張っていた。
　けれど、多勢に無勢というのかな…苦戦を強いられていたんだって。
　ある力に対する備えがないのが最大の理由だと管理人が言っていたよ。
　その力を持つ人…いるよね？

　こうして世界は2つの勢力に分けられた。
　この勢力は今も存在し、争いを続けているそうだよ。
　それも女神のシナリオの内なのかな？
　だったら悔しいな。

　チェリアならその女神と最後まで戦う！
　自分の事しか考えない人には誰も付いて来ないんだから！

　今日はこの曲だよ。



　この曲が収録されたCDが欲しいけれど、殆ど流通していない上に物凄く高くなっていると管理人が言っていたな。